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4月のエネルギー予報
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新しい始まりの月。
4月は日本人にとっては、始まりの月ですね。
宇宙的な新年は3月の春分なので、そうした見方でも4月は始まりの月です。
さらに、数字の波動としても2013年の4月はスタートの月です。
それも、さらに一段高いところでのスタートです。
日本のさまざまな構造におけるスタートの時期、
春分、そして数字の3つがそろってスタートを迎えるわけですから、
くっきりとした切り替わり感があります。
完全に新しいものを始めるというよりも、温めてきたことの準備が整って始動し始めたり、
ブレークスルーが見つからなかったことが突破できたり。
車のキーを回してもエンジンがかからなかったのが、急にかかりだすような感覚です。
目新しいことを始める場合でも、よく観察してみると、
今までの体験があったからこそこれが始まったというように、
これまでの自分の体験と観念の歴史がしっかりとした踏み台となってジャンプできたからこそ、
まったく新しい風景を見ているということに喜びを感じそうです。
スタートのフレッシュ感やスピード感だけでなく、
実際的、実用的、そして堅実さのエネルギーも兼ね備えた今月ですから、
現実的な展開を味わえるはずです。
ポイントは、私たちを満遍なく包み込むこのエネルギーを活用して、
私たち自身が形に落とし込むことです。
まず、自分が最初の一言を発し、最初の一歩を歩き出します。
車のキーを、あなたが回す必要があるのです。
形に落とし込むとき、つまり、行動につなげるとき、
もしかしたら、自分が安全だと思う方法や慣れ親しんだを採用したくなるかもしれません。
あるいは、無謀なチャレンジに挑戦したくなるかもしれません。
このやり方は自分にとってきついけれど、もう一回やったら、慣れるかもしれないとか、
とりあえず、今回はこれでやってみようという場当たり的な選択をしたくなるかもしれません。
今月お勧めするのは、それのどれでもありません。
車のキーを回すのはちょっとした力しか要らない軽いアクションですね。
キーを回したら、あとは、エンジンの力に頼ります。
もちろんあなたが運転手ですが、手が真っ白になるほどぎゅっとハンドルを握り、
車をコントロールするのではなくて、あなたにやってきた情報を観察し感じ、
それに合わせて反応し、次の軽いアクションを起こしていきます。
私たちは日常生活でこうした行動を無意識にやっています。
たとえば、何かが入っているビンのふたを開けるとき、目や手にやってきた情報に応じて
力の入れ方を変えますね。おそらく、まず、目からの情報で最初の力が決まり、
次に手に伝わる情報で力を調整します。
重厚なドア。開くのが大変そうだと、思いっきり力を入れて押したら、
ものすごくスムーズで軽くて、バランスを崩してこけそうになった...というようなことありますよね。
自分にやってくる感覚を繊細に観察していないと、次の行動が自分にも周りにも負荷が重いものになり、
せっかくエンジンが始動したのに、車がスムーズに目的地にたどり着かなかったり、
遠まわりしてしまったり、そんなことが起きてしまいます。
軽いアクションを起こしたら、繊細に感じる。それに合わせた軽いアクションで反応する。
それをちょっと心がけると、4月のスタートのエネルギーがますます強く感じられるでしょう。
そして、もう一つ。
自分を抑圧する制限をはずすことは、もちろん大切です。
でも、それをはずそうとすることに一生懸命になりすぎて、
制限によって抑圧されている『何か』のほうに眼を向けることが
おろそかになっていることってありませんか?
コンクリートの建物の狭間で、今、桜が満開に咲いているのが見えます。
桜たちは、コンクリートの建物が日光をさえぎることに荒々しく抗議したりしません。
黄砂も排気ガスも桜たちにとっては制限になるはずです。
内部でできる限りの対処をしているのだと思いますが、必死になって取り組もうとはしません。
それよりも、春の喜び、誇り、再生の力、潔さ、美、繊細さと力強さの同居、
そうした彼女たちが持つポジティブなクォリティを最高に表現することに全力を注いでいます。
たとえ制限を感じていたとしても、自分の美しいクォリティ・ポテンシャルを繊細に感じ、
とことん受け入れ、守り、開花させるというエネルギーの使い方もあります。
制限を見つめることに費やしていたエネルギーを、
制限によって抑圧されていると思っていたことを見つめることに使ってみたら、
いかに自分がそれを大切に扱っていなかったかに気づいたり、あるいは、
ぼんやりとしたイメージ程度しかなく、それが何かさえわかっていなかったりすることに
驚くということがあるかもしれません。
そこにあるものは、きっとあなたにもっと眼を向けて欲しい、大切に繊細に扱って欲しいと感じているような気がします。
制限に取り組むことももちろん大切です。でも、もし、その真摯な取り組みが長いこと停滞しているならば、
発想の転換も必要です。
イニシアチブととる、ディテイルに気を配り繊細に感じながら軽いアクションで反応する、
発想を転換する。このポイントをおさえつつ動き出したら、スタートした新たな味わいや冒険や具体的なプロジェクトが、きっと、あなたにとって大きな意義を持つこと、画期的なことになっていくのだと思います。