ニュースレターと同じだけど....
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3月のエネルギー予報
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感情とドラマの月。
今、春一番が吹きすさんでいます。
冬の寒さを思わせる空の色。春の到来を告げる暖かな風。
ものすごい音を立てながら風がやってきては去っていきます。
そしてまたやってきます。
みなさんはどのような気持ちで、この風を受け止めていますか、この風に吹かれていますか?
今月は、感情の体験の幅を広げる一月になりそうです。
確かに春特有のワクワク感もことさら濃い月ではありますが、
単純にワクワクすることを味わうという月ではなさそうです。
来月4月は違う次元での新たなるスタートの月ですが、
その準備として、そして、過去9ヶ月の集大成として、
今月は多種多様な感情を自分の中に見出すことがとても大切なのです。
日常のあらゆる場面で、自分の中に起こってくるセンセーションをできる限り
感じていってみてください。
もし、自分の感情に偏りがあるとしたら、あるいは欠けているように感じる
感情・センセーションがあるならば、そのセンセーションを自分に思い出させてください。
もし、自分の感情がよくわからないのであれば、
感情を揺り動かすものに意識して触れてみてください。
今月のエネルギーと特に合っているのは、映画、演劇、音楽、絵画、落語、舞踏など、
芸術に触れるという方法です。
心を揺さぶるようなもの、壮大なもの、涙がこぼれたり、思わず声を出して笑ってしまうもの、
ストーリー性が高いものがお勧めです。
感情についてはさまざまな分野であらゆる考察がなされてきました。
「感情をもっと感じなさい」と言われてみたり、「感情を手放しましょう」と言われてみたり。
確かに、そのときどきで、そのどれもが、もっともなことだと、思い当たる節がありつつも、
結局、いつも曖昧なもの、手に余るもの、という部分が残るものでもあります。
今月、私たちの中に、感情に関してもっとシンプルな受け入れが起こります。
感情とはいったいい何なのでしょうか?
感情は、私たちの内側に起こるセンセーション=波動的な刺激です。
究極の宇宙意識のスピリットを分かち持っている無限の意識のスペースで振動するさまざまなエネルギーのことを感情といいます。
味わうべきでないセンセーションというのは存在しません。
ネガティブな感情を避け、ポジティブな感情体験が増えることが『よいこと』だと私たちは思いがちです。
本当にそうでしょうか?
私たちはある特定の範疇に入るセンセーションだけを内面に振動させるためにここにいるのでしょうか?
センセーション自体に良いも、悪いもありません。
素晴らしい小説や、映画を思い出してください。
私たちの心の琴線に触れる芸術の表現、自分の本当の思いや、生命の息吹を思い出させてくれるような作品。
そうしたものは、ある特定のセンセーションだけを刺激するようなものではないはずです。
悲しみや陰鬱さを誘うような楽章から始まり、やがて力強さや情熱に向かい、そして消え入るように終わっていく交響曲を
思い出してみください。悲しくも美しいという印象が心に響かせるものを人は愛しみます。
それがいわゆるポジティブなものであれ、始めからから終わりまで単一のセンセーションを私たちに発生させる作品を
素晴らしいと感じるでしょうか?
おそらく、恐ろしく退屈だと、私たちは捉えるでしょう。
私たちの人生も、同じことです。
自分の中に起こる多種多様なセンセーションを幅広く味わうことを私たちのスピリットは求めています。
なぜなら、究極の宇宙も多種多様な味わいを求めているからです。
『自分の中に起こるセンセーションを幅広く味わう』というのは、
人生のドラマに巻き込まれるというのとは、まったく違うことです。
巻き込まれるのではなく、そこに発生した内的なセンセーションをラベリングなし(=ジャッジなし)に味わうことです。
センセーションを味わう体験をしているんだと知っている自分がいるという状態です。
すると、自分の人生が、あなたの心を振るわせるような素晴らしい作品にみえてくる
瞬間がやってきます。
最優秀作品賞、監督賞、主演女(男)優賞、脚本賞をあなたが独り占めです!
これまで、私たちは「味わうべきセンセーション」と
「味わうべきでないセンセーション」というラベリングを行ってきました。
動物として快を求め、不快を避けるという視点でのラベリング、
さまざまな観念によるラベリング、
未知のものに不安を感じるという視点からのラベリング、
好みからのラベリング。
生な感情・センセーションは選択可能ではありません。
意識のスペースにその振動が引き起こされてしまったわけですから、
選択するもしないもないのです。
ですが、私たちの意識は、
実に巧みにいろいろなテクニックを使って生なセンセーションを『無視』し、
その後、『自分の観念によって導き出された二次的、三次的な感情』のほうを味わっていることが
実に多いのです。それは、シンプルさに向かう性質を持つスピリットが求めている体験からは離れたものとなっていきます。
そのようにして私たちは、生な感情体験・生なセンセーションをピックアップできていないことが非常に多いのです。
ピックアップされなかった感情は、どうなるのでしょう?
霧のようにどこかに消えていくことはありません。
抑圧され無意識下に追いやられます。ですが、あなたがその感情の体験を味わうことができるように、
さまざまな形であなたに働きかけてきます。
究極の宇宙意識と同じように、あなたがさまざまな味わいをダイナミックに体験できるように、
あなたが気づくまで、あなたを突き上げてくるのです。
自分の意識のスペースがピックアップできるものを広げていくときです。
ラベリング=ジャッジメントを緩めていく必要があります。
ラベリングが悪いものであったというわけではありません。
それは自分の心身を守るために必要なものだったのです。
ですが、私たちは、今、ラベリングを緩める準備ができているのです。
生な感情とは違って、思考は生な体験ではありません。立ち止まって選択することが可能なものです。
思考を選択することによって、生な感情を味わえるように意識の土壌を肥沃にし、丈夫なものにしていくことができます。
その方法としてのポジティブ・シンキングは、
さまざまな種類の生な感情を味わえるような丈夫で健康で肥沃な意識を育てる実践なのかもしません。
ポジティブ・シンキングは、ポジティブ・フィーリングではないのです。
生に起こってきた苦しみを避けるのではなく、味わう。
生に起こってきた喜びを、味わう。
それが可能な丈夫な意識を作る一つの実践なのです。
『自分の中に起こるセンセーションを幅広く味わう』のセンセーションは、最初の生なセンセーションについてのことです。
こうして、文章にしてしまうと、理屈っぽくて、わかりにくいかもしれませんね。
画面から顔を上げて、感情を揺さぶるものに出会ってください。
感情の幅を広げる感覚を思い出す手がかりとして、
今月は、芸術のバイブレーションにぜひ触れてみてください。
人生のドラマを思いっきり味わってくださいね!