去年の11月カリフォルニアのオーハイで、ジョン・シャーマン(John Sherman)さんのリトリートに参加しました。
"looking at yourself"
ジョンさんが教えているのは、自分自身であることはどんな感じなのかを見つめなさい、自分自身の実際の本質(性質)に直接触れなさい、ということでした。
どうやるのかは説明できないんだそうです。
とにかく、自分自身であることはどんな感じがするかにフォーカスするということだけ。
やり方を教えてくれるわけでもなく、瞑想でもなく、エネルギー伝授でもなく、イニシエーションでもなく、ただ、「やってみてごらん」といざなうだけ。
やっていることが本当にあっているのかを確かめるすべもありません。
やっていることが間違っているときは指摘されるし、自分でもわかるけど、
あっているということを確かめるすべは、あんまりなさそうです。
でも、それを続けていると、
「人生は対処するべきもの/修整しなきゃいけないもの」という人生に対する恐れがなくなってくるんだそうです。
そのリトリートに参加してから、やり方はわからないんですが、
とにかく、無理やり(笑)やってみています。
リトリートに参加したときに、「どうしても瞑想みたいになってしまいます」という質問をして、
「瞑想のような体験をしてしまうとか、瞑想とは違う体験をしたということは、問題ではありません。大切なのは、【自分自身に直接触れようという意図】を持ってこの実践をすることです」と教えていただいたので、
相変わらず私は目をつぶって座るという瞑想っぽいスタイルで実践するので、
瞑想っぽくなっちゃうのですが、とにかく意図だけキープしつつやっています。
本当の手探り状態。
「それであってますよ」といってくれる人なんていないし、
手探りといっても、探し当てても、それがそうかどうかもわからないかも。
それがさ、数日前、なんかちょっとヒットしちゃったような気がします。
「生きていること自体がいい感じ」
こないだ"looking at yourselff"をしていたら、
本当に微細な感じなんだけど、まるで、1月の花粉飛散のような...というか。
「あれ、もしかして、これって、あれ?」みたいな、
本当にささいなわずかな感じなのですが、
「生きていること自体がいい感じ」という感覚の中にいました。
それも一瞬です。
見逃そうと思えば見逃せるし、
気のせいって思えば気のせいともいえる。
それぐらい、微細。
でも、私は、これって、それだと思うの。
苦節たったの4ヶ月。
ジョンさんも、「大きな意識の変容が起こるとか、至福に包まれるとか、そうしたファンファーレがなりそうな体験は起こらないことのほうが普通で、その変化があまりに緩やか、あまりに当たり前にやってくるので、自分の意識が変わったことさえ、気づかないということもある」と言っていたし。
そういえば、前よりも、心配することとか、なんとかしようとすることがだいぶ減ったなって最近感じていました。
だから、やっぱり、これってそれかも。
へー、やっぱり、こんなに些細な感覚なんだなぁ。
直観とか、自分のハートの思いを感じるとか、信じるという話になると、「本当にそうかわからない」とか、「疑ってしまう」とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。
本当にファンファーレはならないんですよ。
なることもあるかもしれないけど、「鳴らなかった本物じゃない」と思っていたら、
鳴らない確立が高まるかも。
だって、本当に微細だから、そんな風に疑ったら、そのおとずれの繊細な感覚は、
花粉のようにどっかに飛んじゃうかも。
そんなに疑って何をしているんでしょう?
誰の承認が必要なんでしょう?
振り返ってみると、自分の状況にますます安心感が増えてます。
以前だったら、動揺している場面・状況でも、まあ、なんとかなるという
信頼感が増しているような気がします。
でも、悲しいことや苦しいことにフォーカスしようと思えば、いくらでも見つかりますよ。世界の中で起こっていることはもちろんのこと、自分の生活の中にだって、今この瞬間にすぐに数個は見つけられます(笑)。
自分の人生で気に入らないことも、たくさんあります。
でも、それでも、「生きていること自体がいい感じ」という消えてなくなりそうなほど
微細な感覚がありました。
わたしはこれ、疑いません。
誰に迷惑かけるでもなし。私の中の実感なのだから。
ジョンさんは、「俺の言っていることを信じなくていいからとにかくやってごらん」、
「みんながこれを実践してくれるなら、俺はなんだってやる」とまで言っていたのがわかるような気がします。
ほんと、ちょぴっとでも、気になったら、やってみて!
ああ、本当に言葉で説明するのが難しいやこれ。
なんか、頭の上に乗っかっているめがねを、
「めがね、めがね」といいながら探していて、あれ、頭に上に乗っかっているチタン製のめがねの軽い重さを感じたような、そんな感覚。
書けば書くほど、わけわからない(笑)?