« 5 day リトリート with ジョン・シャーマン (その1) | メイン | 【☆ラブ・スパイラルVol. 6☆冬至のお祝い12/22】にゲスト出演します »

5 day リトリート with ジョン・シャーマン (その2)

リトリートの中で、特に目から鱗だったのは、分離感についてでした。

自分と人生が分離していること、つまり人生に恐怖を感じ、人生から自分を守ろうとすること。
具体的には、人生でこんなことやあんなことが起きないように=自分を守るために、自分を修正しようとする感覚が生まれるわけですが、その人生に対する恐怖感を抗生物質で死滅させることが、真の自由の道だそうです。
でも、一般に言われる分離感、つまり自分と人とが分離している感覚は、まったく問題がないということでした。
スピリチャルな業界的には、とかくワンネスという言葉が使われるわけですが、ワンネスを体験するには、分離していないと味わえません。最初から一つだったら、ワンネスとか体験できないし、意味がないですもん。
人間は、強いて言うなら体験するため、受け取り味わうということをする存在です。そのために、存在しています。体験するには、対象がないと体験できません。つまり分離していないと体験できません。受け取れないし、味わえません。ワンネスだったら、味わう対象がないですから。
他者との分離感というのは、体験するために、他というものが存在することから来ているから、
そうした分離感は問題ではないということでした。そして、人生に対する恐怖がドロップ(落ちていけば)すれば、そうしたタイプの分離感に問題を感じる感覚も変わってくるんだと思います。

それから、前のブログの(その1)だけを読むと、スピリチャルな教えや、思考をクリアにしていく実践が意味がないって言っているように読めちゃうかもしれないれど、そうではなくて、自分をよりよくしたいというのは人間として当然の思いで、それはまったく問題がないし、ジョンさん自身も、前よりはるかによい人間になったし(だって、すごい犯罪者だもんねぇ)、そのための実践もいろいろしてきたそうです。
でも、そうしたより良い人間にくなるためのツールや実践は、人生に対する恐怖が落ちてこそ、本当に意味をもってくるし、より効果的だそうです。

もう一つ、「ジョンさんは何も怖くないんですか?」という質問がありました。
ジョン「怖くありません。人生に対する恐怖はありません。でも、自分が重い病気になったら怖いと感じると思います。カーラ(奥さん)の身に何かあったら怖いし、心配します。(あと、いくつかあったけど忘れた)でも、それが起こっても、人生を嫌悪したり、人生に対して恐怖を感じることはありません。それはまったくありません。人生に対する恐怖というのは不必要な恐怖であり、それがなくなることが自由・解放です(というようなことだったと思う)。」

人に嫌われるとか、自分はこれが足りないとか、あれがありすぎるとか、そうゆう他のさまざまな恐怖の根本にあるのは、人生に対する恐怖なわけで、これをなくすことだけが重要で、他の恐怖のことは特に意識することはないそうです。なぜなら、さまざまな恐怖の土台となっているものなくなるので、その土台の上に築きあげられたものも、そのうち変わってくるからです。

さらに、そうした、恐怖を作ってしまう自分の性格=システムも、自分を守ろうとする性格=システムも問題ではないそうです。
なぜなら、自分が人生に恐怖を感じているから、守ろうとしているわけですが、自分を守ろうとすること事体は、人間に備わった大切な機能の一つが働いているだけで、それに問題はありません。
実際、恐怖から自分を守るという機能が働かなくなったら、簡単にすっごい怪我しちゃうし、本当に命が危険ですもんね。
たとえば、何か新しいことをはじめるのが怖い、本当の自分の気持ちを表現するのが怖い、一人でレストランに入るのが怖いとか、そうした怖さを感じるシステム自体は問題ではないということです。そして、それは症状であり、原因ではないので、症状に取り組むよりも、原因である人生に対する恐怖を治すためにお薬(【look at yourself】)を使いましょうということです。

このお薬は、どんなスピリチャルな実践、セラピーの実践と一緒にやってもOKだし、【look at yourself】が本当に作用すると信じなくてもOKだし、ぜんぜん効果が感じられなくてもOKだし、とにかく、真剣に...真剣にというのは『自分自身に直接触れようという意図を持って』行いさえすればいいというあまりにも簡単なことなので、説明するのが非常に難しいだそうです。

ほんとだよね。

何かを信じる必要も、何をやめる必要もないので、これ引き続きやってみようと思います。
私は、ピンときましたよ。

ジョンさんは、これを12年前から人に伝えているそうですが、
最初は、一体どう説明してよいかわからず、サットサング(サンスクリット語で真理のための集会)という形で、アドヴァイタの枠組的な中でやっていたのだけど、どうも本当は違うんだけどなと思いつつ、いろいろ思考錯誤しているうちに、伝えるスキルがアップしていったそうです。
そして、2007年には、本当に大切だし、どんな人にも役に立つものだとものすごく強く確信し、本当に多くの人に伝えるために、プログラムをすべて無料で提供し、寄付金だけで活動するようになったそうです。
オンライン・ミーティングや、今回のようなリトリートも、無料です。CDやDVDの中には有料のものもありますが、無料でダウンロードできるポッドキャストや本もたくさんあります。全部ではありませんが、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、オランダ語、ルーマニア語 etc などに訳されている内容もあります。
これを、すべて、寄付で運営していくって覚悟、すごい本気だなって思いました。
ジョンさんも、「これが人に伝わるなら、バンパーステッカーをはったり、look at yourself と書いた帽子とかTシャツとか、喜んで着ます(笑)」っておっしゃっていました。
たぶん、あまり効果的ではないから、着てないんだと思いますが。。。。

たしかに、『効果は長いこと実感できません、やりかたはおしえられません、
ほしいものを引き寄せるとか関係ありません、人生は複雑で何がどうなるか約束できません、
かを理解できるようになるためのものではありません、やり続けるのに努力が必要です、
人生でやなことや痛みが起こるのは、当たりです』とくれば、まったくキャッチーじゃないですもんね。

でも、私は、グルからエネルギーを伝達されたり、カルマをもやしてもらいつつ、覚醒に導いてもらう系のセミナーよりも、よっぽど、やり方がわかりましたよ。
ジョンさんの説明も、非常にクリアでした。
人それぞれ、いろんな道がありますもんね。

瞑想とかいろいろやったり、精神世界のこといろいろ学んでいる人よりか、
そうでない人のほうが、さっと実践して、症状を軽くしているということも結構あるみたいですよ。だって、簡単に言えば、意図をもってただやればいいんですもんね。
いろんなことを知っていると、それと比較して、ああでもないし、これも違うとか思っちゃうんだよね。

興味がわいた方は、ぜひ HPチェックしてみてください
残念ながら、日本語はなくて、英語になっちゃうんだけど。

ジョンさんは、「LOOK AT YOURSELFは抗生物質だから、これを飲めば病気の症状ではなくて、原因がなくなるから、とにかく、やってみてごらん」って何度も言ってました。

私の自己探求が始まった21才のころ最初に学んだ先生というかセラピストさんですが、彼女はいつもクライアントたちに「あなたの問題を解決するために薬があったら、飲ませたい。(けれど、そんなものはないから、エゴのパターンを変えるように気づきと努力でがんばりなさい)」と言っていたことを思い出しました。

私、薬を見つけたのかしらね?

ventura3.JPG VenturaSun2JPG.JPG

venturaSun.JPG


今朝、オーハイから車で20分ほどのところにあるベンチュラという町のビーチに朝日を見に行きました。
久しぶりの太平洋の反対側。
感動!