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悩んじゃった (その1)

最近、友人のヒーラーと話していて考えさせられることがありました。

ヒーリングを提供していて、【変化】だの、【進化】だの、【成長】だのって言葉,
それから【まずは自分が成長すること】、【まずは自分が変わることですよ】ってフレーズをもしかしてあまりにも不用意に使っているかもしれないな?って思ったのよね。

友人のSさんは海外に住むヒーラーなのですが、彼女のお母さんはいわゆる病気のデパートだそうです。しかも、どれもこれも、西洋医学では完治しないことも多いやっかいなものばかり。

そのなかでも特に深刻な病気が10年前に発覚しました。
副作用で危篤状態になるようなたいへんな治療を受け、完治はしなかったのですが、
数値が安定し、薬でしのぐという10年をすごしていたそうです。
病気のため、仕事などにも満足にできる状態ではないものの、
なんとか一人で生きているという状態です。

Sさんは自身もヒーラーなので、自分がヒーリングしたり、知り合いの信頼できるヒーラーに依頼したり、考えうることはいろいろとやってきました。
ぜんそくの発作が起こらなくなったり、打撲のときの痛みがとれたりということは起きても、
いちばん大きないくつかの病気には特に変化はなかったようです。
そして、今回の悪化の知らせがきました。
Sさんのお母様は、ものすごく落ち込まれて、人生に絶望し、非常に悲観的になっていったそうです。
無理もありませんよね。

そんなときSさんは、お母さまに対する自分の反応に愕然として、私に悩み相談の電話をくれたのです。

彼女はこんなことを言っていました…..

『これまで、自分が成長するために、よりよい人生を送るために、ヒーリングや心理療法を勉強してきたし、多くのスピリチャルな先生や本に書いてあるように、自分の状況をよくするには、まずは自分が変わることという信条で生きてきたつもり。
でも、毎日、自分が変われば、まずは自分という言葉を繰り返しているうちに、
いつの間にか、気がつかないうちに、「私が変われば、お母さんも変わるかも、お母さんを救えるかも」になって、しまいには「私はこんなにがんばって変わって言っているのに、なんで、お母さんは変わらないの」って、心のどこかで苛立ちを感じていることに気がついて、愕然としたの。
しかも、「ヒーラーなのに、身内が病気だらけって、どうゆうことよ。こんな仕事意味がないかも」とまで、思ってしまったりね。
結局、人を変えようとしていいたんだよね。むちゃくちゃ反省した。』

これを聞いて唸ってしまいました。唸るというよりも、「あ、ヤバっ」っていうか.....

あれこれと、二人で話しているうちに S さんの声に笑いが戻ってきて、冷静になっていきました。
彼女は、電話でそうとう気分が落ち着いたようなのですが、
今度は私が愕然とする番でした。

あたしだって、同じことしているなー。

周りからみたらネガティブな思いにとらわれ、自虐的な選択ばかりしてしまっているように見える人にだって、その人なりのやるべきこと(いろいろまレベルでね)をやっているのかもしれないし、自分の力だけではどうしようもない事情で今の状況に陥ってしまったのかもしれません。
でも、自分にとって親密な人や大切な人から、「変われ」って言葉ではなく無意識的にしろ
せきたてられているものを感じたら、悲しいよね。
あたしだって、家族にしろ、そうでないにしろ自分の好きな人から「愛しているけど、成長してください。変わってください」とかしつこく言われたら、ショックだもんなー。
「あなたが私のそのままをとりあえず受け入れてくれたら、よっぽどそのほうが変われるかも」って内心で思ったりすると思うもん。って、いうか、思い当たることが…..

それにさ、「成長/変化」ってことだって、どんな風にプロセスが進むかなんて、ひとそれぞれだったりするわけだよね。じっとしていることが成長だってことだってあるだろうしね。
人の成長/変化を自分の物差しではかることなんて、できないし、あたしのちっぽけな認識力ではわかんないかもしれないもん。それに、本当に変わらなきゃいけないの?っていう疑問さえ起きてきたりして。

<続きますです....>

コメント (6)

ささき:

あ〜、分かります、すんごく分かります!
Sさんのおっしゃる事、岡田さんが自分自身を振り返って愕然とされた事、私自身の事の様で冷や汗とか脂汗が出そうです。
最後の「本当に変わらなきゃいけないの?っていう疑問」てのも分かるというか、同じ様な思考のスパイラルに陥ってしまいます。
で、この続きは一体どうなるのでしょうか…。楽しみに待ってます♪
本当は焼き鳥食べながら色々と伺いたい所です。

のん:

初めまして。

ヒーリングの世界を知ると、一度はこういうジレンマにぶつかりますよね。

私は、自分が病気になった時、他でもない自分自身から「変われ」って攻撃されてたと思います。「おまえが変わらないから治らないんだよ!」って。

結局、この世に絶対なんてないんだなって思います。治る時は治るし、治らない時は治らない。すべての出来事はなるようにしかならないって今は思ってます。

のん:

初めまして。

ヒーリングの世界を知ると、一度はこういうジレンマにぶつかりますよね。

私は、自分が病気になった時、他でもない自分自身から「変われ」って攻撃されてたと思います。「おまえが変わらないから治らないんだよ!」って。

結局、この世に絶対なんてないんだなって思います。治る時は治るし、治らない時は治らない。すべての出来事はなるようにしかならないって今は思ってます。

でぐち:

おかださん、こんにちは。私もそのような考えに思いを巡らしたことはあります。今は自分なりに納得していますが・・・。“じっとしていることが成長だってこともある”このフレーズとても氣に入りました。
リコネクションをしていただいて1年が過ぎています。特に良い影響というのは、あまり自覚はなかったのですが、このたび久しぶりにオーラ写真を撮る機会があり、それを見てびっくり。担当の方が「まぁ?きれい!」と言われるぐらい、くっきりとした色とりどりの色に囲まれていました。「これほどのは男性では珍しい」と言われました。バランスも取れているようです。以前のは、ぼぉーとした感じの1?2色しか、わからないようなものでした。自覚はなくともリコネクションは素晴しく作用しているみたいです。それでは、お元氣で!ありがとうございました。

t-yuka>:

こういう風に素直に書いてくれるなんてうれしい。
私も疑問を感じていたところ。
みんな一緒に右向け!されているような気がしてたから。


こういう風に素直に書いてくれるなんてうれしい。
私も疑問を感じていたところ。
みんな一緒に右向け!されているような気がしてたから。



(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン


気がつけば変わっていたってことのほうが多いよなぁって思うのだが。

ところで・・ミスティカル数秘術すぐいっぱいなのよねぇ。
必要な時にスケジュールがあう!!!と信じてます。

>ささきさん、

究極の答えは、「焼き鳥を食べると、まぁいいっかって気持ちになる「ってことですが、今回はもうちょっと考えてみます。
また、読んでね!

>のんさん
はじめまして。
そうなんですよね。自分を癒すためのヒーリングが、
なぜか、自分を責めるきっかけになっちゃったりもしたりすることもあるんですよね。

>でぐちさん
そのオーラ写真みたいです?「まぁ、きれい♪」って感動したい!素晴らしく作用してて (作用って言葉を使ってくださってありがとう)、私も嬉しいです!
リコネからもう一年になるんですね。
その後も、ブログを読んでくださって、本当にありがとうございます。

>t-yukaさん
こうゆうのって、ヒーリングに何らかの形で関わる人が、
疑問に思って、その人なりに納得して、また、別の角度から
疑問をもって納得していくうちに、視野が広がっていくのかな、なんて思ったりして。

数秘はごめんなさいね。当分、このままお席限定になりますですm(_ _)m

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